「もっと知りたい」から生まれる何か

とあるお手伝い

昨秋から、某所のお手伝いをさせて頂いている。
アンテナが狭く、三島しか見えていないような私には正直途方もない話で、真面目にお断りしようかと思っていた。
何しろ知識もほとんどないし、観戦歴自体が極端に浅い。
昔を語れるわけでもなければ学生の有望選手も知らず、プレミア以外の大会情報に関しては本当に疎いのだ。

お話を頂いた方の人柄や文章に惹かれて受けては見たものの、最初はかなり大変だった。
言葉でだけ知っていても、どんな大会かと聞かれたらうまく説明できない。

インカレってそもそも何?地域リーグってどこが出る?そんな基礎的なところから始まった。

主な情報源となるのはVリーグ機構とJVAのサイトだが、地域や学生に関しての情報は薄いため、また別のサイトを開ける必要がある。
月バレを読まなければ存在自体を知らなかった大会もある。


年を越えた辺りから、調べることが楽しくなってきた。
今週はどんな大会があり、それがどことリンクしているのか…などと、縦横の繋がりを考えるのが(あくまで私の中ではプレミアが起点となっているが)楽しくなってきたから、というのが大きいのだろう。


この機会を与えて下さった方、いつも多大な御迷惑をかけつつもサポートして下さる方には感謝の気持ちでいっぱいだ。
視野がぐっと広がり、これまでの何倍も観戦を愉しむことができるようになったのだから。
これからもできる限り応えていきたいと思う。


知識欲を満たす場

どこの世界でもそうなのだろうが、「全カテゴリの情報を一括で見ることができる環境」というのは大人の事情もあってか相当難しいらしい。

私は所謂ヲタク的な趣味を持っていたこともあり、
「公式が限られた部分しかフォローすることができない部分をファン達が様々なところから寄せ集めてきて情報を提供し合い、ひとつの事柄・人物を網羅していく」
という、ネット界で頻繁に行われる過程が好きだった。

それがバレーにおいてはなかなか発生しにくいように思う。
各カテゴリが広すぎて、全てに精通されている方が少ないというのも理由のひとつだろう。
この壁はなかなか低くならない。
かくいう私だって、他カテゴリの観戦にいったことなど数えるくらいしかないし、今後それが劇的に増えるかと問われればきっとそれも難しい。

だが、「好き」が一人の選手・一つのチームから始まったとしても、そこから関連付けていけば横に縦に興味はどんどん広がっていく。


この選手と同年代・同出身校の選手は誰か。
このチームと練習試合をしたあのチームはどこに在籍し、どんな大会に出ている?
4年前のユニバって誰が出たんだろう。
新人賞と若鷲賞をダブル受賞した選手はいたっけ。
あの世代のキャプテンは誰だったかなあ。


ふっと湧く様々な疑問にぱっと答えてくれるようなサイトがなかなかないのが現状だ。
近いものとしてはWikiがカテゴリによってはかなり頑張っている。
例えば、黒鷲旗の受賞者一覧や歴代ユニバメンバーなどは本当に素晴らしいまとめだと思う。


直接足を運ぶまで行かずとも、まずは各カテゴリの様々な「知りたい欲求」にまとめて応えられる場が少しづつ生まれていけばいいなと常々思っている。
関心(Interest)を持ち、検索(Search)することは行動(Action)への足がかりになるという理論もあることだし、*1知識欲を満たすことができる環境が整うことで、何かが生まれるのではないだろうかと。


個人的趣味のヒーローインタビュー調べ

話は変わるが、毎週地味にやっているヒーローインタビュー覚書。
「もっと知りたい」の一助になるかはわからんが(というか、そんなに知りたがる人がいるのだろーか)、知ることができるとちょっと楽しい知識、ということで。
ツイッターで様々な方から協力を頂き、今のところ全試合網羅することができている。こちらも多謝…。
行けない会場が毎週必ずあるという状況で、まさかここまで続けられると思っていなかった。
リーグ全試合が終了した際にはチームごとにきちんとまとめてみたい。

*1:AISASの理論より