東レアローズ選手紹介

まだまだいきます、開幕前用パンフ企画(笑)
これでラスト。
筆者が勝手に応援している、東レアローズの選手です。

主観だらけなのでツッコミ所満載。
内定選手はあまり予備知識ないので内容薄いです。
暇つぶしにどうぞ。

()の中は出身地、高校→大学、入団したシーズンです。

1 富松 崇彰

(宮城県仙台市、東北→東海、06/07)
(V:新人賞→06/07,ブロック賞→06/07・09/10・10/11・11/12,ベスト6→06/07・08/09・09/10・10/11・11/12 黒:ベスト6→10・11)
 受賞歴が語るように、言わずと知れたブロックマスター。素早い横移動で相手の攻撃を封じ、チームの勝利に大きく貢献する。多彩なコースに打ち分けるクイックも魅力で、無茶なトスでも攻撃につなげる。ムードメーカーでもあり、得点後や誤審時のリアクションの熱さは一見の価値あり。大学2年まではサイドをしており、春高での越川(サント7)との対決は有名。なお、あとひとつ個人賞を獲得すればVリーグ栄誉賞の基準に達する。

2 田辺 修

(広島県広島市、崇徳→東亜、01/02)
(V:ベストリベロ→04/05.レシーブ→08/09 黒:ベストリベロ→04・09・11)
 04/05シーズンで本格的にレギュラー獲得、8シーズンに渡ってメイン守護神を務めるベテランリベロ。アタッカーの経験を活かした読みの鋭いディグと、よく響くハイトーンボイスが特徴的。09/10セミファイナルで重傷を負ったが、脅威の回復力で10/11シーズンには無事に復帰を遂げている。なお、あと23試合の出場でVリーグ栄誉賞の基準に達する。

4 近藤 茂

(静岡県掛川市掛川工業→順天堂、04/05)
 ひとつ上に阿部(サント9)がおり、当初はなかなか出場機会に恵まれなかったが、10年の全日本選出を経てチームでも出場機会を増やし、11/12シーズンよりスタメン定着した。堅実な組み立てが持ち味だが、近年ではかなり引き出しが増えており、トリッキーな攻撃も見ることができる。効果率の高いジャンプフローターサーブと国際戦でも魅せたブロックが強み。身体能力が高く、全日体力測定でも好記録を出していた。

5 米山 裕太

(埼玉県比企郡嵐山町、坂戸西→日本体育、06/07)
 (V:敢闘賞→11/12,レシーブ賞→11/12 黒:最高殊勲選手賞→11,ベスト6→08・11)
 10/11シーズンの副主将を経て、11/12より主将に就任。高い守備力と失点が少なく幅広い攻撃に磨きをかけ、07/08終盤にはレギュラーを射止めた。以来スタメンを譲ったことはほぼない。09年に初全日選出され、身長・パワー不足と言われた前評判を覆すような堅実かつ正確な攻撃で、見事レギュラーに定着した。セッター達からは宇佐美(パナ2)を初め、深く信頼されている。ミスした選手をカバー・フォローする場面も多く、高いリーダーシップを持つ。「結束」の軸となる活躍に期待がかかる。

6 渡辺 俊介

(北海道江別市深谷→順天堂、10/11)
順大優勝の原動力となった10年インカレの活躍も記憶に新しい。セッター・アタッカー・リベロと様々なポジションをこなしてきたオールラウンダー。昨季まではピンチサーバーとしての起用がメインだったが、今季からはリベロに専念となる。他ポジションの経験を活かしたジャンプトスやレセプションの読みが光る。コートを溌剌と駆け回るパフォーマンスも楽しみの一つ。

7 相澤 寿

(宮城県大崎市、仙台商業→日本体育、07/08)
(黒:若鷲賞→08)
 手の長さと読みの鋭さで相手の攻撃を封じる「キョシンヘイ(篠田・命名)」。大学時代からブロック賞の経験が幾度もあり、東レに入団すると同時に全日選出された。ワンポイントでの起用にも強く、昨季ファイナルでの得点は鮮やかだった。一人時間差やセミクイックなど、攻撃も多彩な一方、ネット際の繋ぎや前衛狙いのレセプションなど細かいプレーの丁寧さも特徴。09/10セミファイナルが初ヒロインだった。

8 瀬戸口 竜矢

(埼玉県深谷市深谷国士舘、10/11)
関東2部から1部へ昇格させた国士舘の主将は、レアケースとなる2部からの入団を果たした。大きなテイクバック、滞空力の高さが持ち味のスパイクは強烈。その攻撃力故にOPを務めることもあるが、今季のアピールポイントはサーブカット。守備職人が勇退した今、彼にかかる期待は大きい。夏場はMBにも挑戦するなど、器用な一面が伺えた。

9 梅野 聡

(福岡県朝倉市福岡大学附属大濠→日本体育、11/12)
 身長の低さを補って余りある身体能力と、相手のトスを読んで組み立てる配球が特徴。特に、スパイクで狙われてもきれいに上げるディグは必見。ブロック力も決して低くはないので、穴だと思って痛い目を見た選手も多くいることだろう。黒鷲ではいきなりのスタメンと苦しいチーム状況の中、堂々としたプレーを見せた。近年はユニバに選出されており、国際経験も豊か。

10 星野 秀知

(東京都世田谷区→東亜学園→東海、12/13)
 レシーブ賞に輝いた東海大(春リーグ)、そしてアジアジュニアでの優勝を支えたユニバでの活躍が印象的だった今年だが、東亜学園時代からかなりのネームバリューを誇っていた。更に10年には大学2年でシニア全日本登録もされている。そんな彼の武器のひとつは、安定した守備力と恵まれた体格から繰り出すパワーに溢れた攻撃のバランスである。サイド豊富な東レにおいて、彼の入団がスタメン争いを激化させるはずだ。

11 王 金剛

(中国遼寧省大連市→高岡第一→東海、07/08)
 東海大時代に攻撃的な長身セッターとして活躍し、B登録外国籍選手として東レに入団。規定の関係上Vリーグに出場することができなかったが、09年につくばに移籍して、大学後初の公式戦出場を果たす。翌年東レに戻り11年12月6日、日本国籍を取得。東レでの公式戦はこの年の天皇杯(Vは富山大会)から出場となった。ツーアタックと高いブロックが特徴だが、12年黒鷲よりチーム事情でMBにコンバート。ターン打ちも見せるなど、高さと器用さを活かしている。

12 ボヨビッチ・デヤン

(セルビア、スベッタジョルビアビッチ→ベルグラード、08/09)
(V:最高殊勲選手賞→08/09,ベスト6→08/09・11/12,得点王→09/10,黒:ベスト6→09・11)
 08/09シーズンから入団し、今季は5年目のシーズンとなる。08年にはセルビア代表北京五輪5位の経験もある。卓抜したジャンプ力を活かして放たれるスパイクは東レの至宝。レセプション経験もあり、ディグや繋ぎを器用にこなす。高い知性と穏やかな気性でチームによく馴染んでおり、かなりのレベルまで日本語を解することができる。付き合いの長いベテラン・中堅選手とは特に懇意だが、若手選手に対してもプレーしやすいよう気遣いを欠かさないなど「紳士」である。相性はデキ。

14 今田 祐介

(兵庫県相生市、市川→天理、02/03)
 高長身を活かした高い攻撃力が武器。「速い攻撃」をアピールポイントにしており、その能力は今夏のMBコンバートでも十分に発揮された。力強いスパイクを見せる一方で、軟打を織り交ぜたネット際の駆け引きも魅力。学生時代はオポジットとしての側面が強かったが、入団後はレセプションを身に付け、04/05シーズンに本格的に出場し始め、セミファイナル・ファイナルの出場経験も豊富である。デキが不在・怪我の際は主にOPに入り、得点源を担う。

15 李 博

(宮崎県宮崎市、日向学園→筑波、12/13)
在学中からつくばユナイテッドに所属しており、今季東レへの移籍という形になった。(外国籍選手には該当しない)横移動が優秀で、攻撃の幅が広い。特筆すべきは、今年に限ってもスパイク賞・ブロック賞を獲得していること。MBの軸となる両賞を受賞している選手は稀で、攻守のバランスに優れた選手だということが伺える。近年MBが万全の状態で開幕を迎えることが少ない東レでは、内定からスタメンの可能性も十分あり得る。

16 角田 辰徳

(熊本県菊池市、鎮西→法政、05/06)
 大型選手としては安定感のあるレセプションと、高さを活かしたバックアタックが持ち味。05/06シーズンから出場機会を増やし、10/11シーズンでは20試合連続スタメンを飾った。ライト側からの攻撃の決定力とフローターサーブが課題だったが、2に入った時はライト打ちを見せたり、効果率の高いジャンサを打ったりするなど、近年はそれを感じさせないくらいのプレーを見せている。米山が不在の際は主将を務めた。

17 篠田 歩

(千葉県我孫子市、土浦日本大学→筑波、01/02)
(V:敢闘賞→07/08,ベスト6→07/08 黒:敢闘賞→09,ベスト6→09)
 パワー溢れるクイックと安定したディグ力は国内屈指。近年ではラリー中のトスでも魅せてくれる。05年6月から10年5月まで、実に5年に渡って主将を務めあげた。熱いパフォーマンスと貪欲にボールを追う姿勢で、主将を後進に譲った今もチームを鼓舞し続けており、「闘将」という言葉がよく似合う。試合前の円陣から闘魂注入の流れでは、彼の熱い拳が(被・近藤)欠かせない。なお、あと12試合の出場でVリーグ栄誉賞の基準に達する。

18 鈴木 悠二

(静岡県浜松市聖隷クリストファー→筑波、08/09)
特徴は何と言っても、天井高くまで上げたトスから放たれるジャンプサーブ。
流れを幾度も変えてきた名ピンチサーバーも、11/12シーズンでついにスタメンデビューを果たす。セミファイナルの大一番、チームにファイナル行きの切符をもたらす大活躍は印象的だった。どのプレーも卒なくこなすバランスの良さも持ち味で、今季は主力での活躍が期待される。

19 黒木 康太郎

(福岡県大川市福岡大学附属大濠→日本体育、12/13)
このチームには久々の大型選手。実はMBとしてはかなり小柄なのだが、特筆すべきはやはりボリューム。大学では、この体格を活かした力強いクイックと厚い壁となるブロックで得点を量産してきた。また、細かい動きも無難にこなすので、ブロックフォローやネット際のプレーにも注目だ。梅野とは高校から同じ経歴となり、彼とは特に息の合ったコンビを見せてくれるだろう。

20 大木 貴之

(栃木県宇都宮市足利工業大学附属→宇都宮、10/11)
(Vチャレンジ:新人賞→07/08)
 つくばユナイテッドに07/08シーズンから3年在籍しており、10年は並行して宇都宮大学の主将を務めていた。高い跳躍から繰り出されるパワフルなスパイクと、器用なオーバーハンドレセプションが印象的。昨季は東京体育館で初ヒロインを飾り、熱いプレーとは対照的に冷静沈着なコメントで会場を沸かせた。その攻撃力から、OPとして起用されることもある。