Vプレミアリーグ20日終了時点でのミドルたち
東京体育館大集合も終わり、4レグまであと1戦。
ということで、前回の続編をやってみた。
基本は前回と一緒。
データ元はVリーグ機構の公式帳票より。
総打数→全選手の打数の合計
ミドル打数→全ミドルブロッカーの打数の合計()内は総打数に占める割合
助っ人打数→外国籍選手の打数の合計()内は総打数に占める割合
セット当たりのミドル打数→そのまま。これが3本を越えないと「アタック決定率」に載らない。規定の「チーム全試合の70%以上の出場数かつチーム全セット数の67%の出場セット数」を満たすミドルブロッカーのみ記載。
堺ブレイザーズ
総打数 2246
ミドル打数 432(19.23%)
助っ人打数 861(38.33%)
セット当たりのミドル打数、決定率
松本慶彦 2.645本 52.6%
内藤和也 1.645本 50.8%
パナソニックパンサーズ
総打数 2013
ミドル打数 248(12.32%)
助っ人打数 520(25.83%)
セット当たりのミドル打数、決定率
白澤健児 1.861本 59.7%
枩田優介 0.965本 58.2%
東レアローズ
総打数 2338
ミドル打数 369(15.78%)
助っ人打数 615(26.3%)
サントリーサンバーズ
総打数 2463
ミドル打数 410(16.64%)
助っ人打数 331(13.44%)
セット当たりのミドル打数、決定率
山村宏太 2.558本 41.6%
塩田達也 1.785本 50.0%
JTサンダーズ
総打数 2409
ミドル打数 264(10.96%)
助っ人打数 973(40.39%)
セット当たりのミドル打数、決定率
町野仁志 1.266本 45.7%
筧本翔昂 1.6本 44.3%
FC東京
総打数 2370
ミドル打数 322(13.59%)
助っ人打数 811(34.2%)
セット当たりのミドル打数、決定率
山本雄史 1.583本 40.4%
衛藤英興 2.169本 52.6%
ジェイテクトSTINGS
総打数 2294
ミドル打数 377(16.43%)
助っ人打数 614(26.77%)
セット当たりのミドル打数、決定率
袴谷亮介 2.433本 53.4%
金丸晃大 2.303本 46.3%
ミドルを多く使っている順に並べると
堺 19.23%
サントリー 16.64%
ジェイテクト 16.43%
東レ 15.78%
合成 13.81%
FC東京 13.59%
パナソニック 12.32%
JT 10.96%
こんな感じ。
前回と大きな変化はなく、これがそれぞれのチームの今季の傾向なのだろう、と。
順位との相関は感じられず。
「ミドルの打数が多い=トスに偏りがない=よいこと」とは一概に言い切れない。
「ミドルの打数が少ない=ミドルに頼らなくてもサイドとオポで得点できる=よいこと」も同時に成り立つわけで。
いろんな解釈ができるから数字は面白いんだけれども、そこばっかりに捉われると重要なことを見逃す、というのがナマモノ故の醍醐味なんだろうなあとは思う。
最後にTwitterの方でも募集した「アタック決定率幻の上位決定戦(ミドル限定)」を発表。
1位 富松崇彰 64.2%
2位 白澤健児 59.7%
3位 枩田優介 58.2%
4位 篠田歩 56.8%
5位 近裕崇 56.6%
6位 袴谷亮介 53.4%
ここに現在1位の清水邦広(52.7%)がくる、と。
ブロック決定率で首位争いを演じている富松と白澤がここでも、というところが興味深い。
堺の決定率が伸びなかったのは打数が多いせい…と捉えることもできるが、流石にこれは予想外だった。
ちなみに合成は、近の対角を山近・幡司・加藤で争っており、全セットの67%に届かなかったため1名のみの掲載。
アタック決定率にミドルの名前が沢山並ぶチャレンジとの違いは…外国人選手以外の理由が思い付かなくて悔しい。
残り8試合。もう少しミドルについて注目していきたいと思う。