浜松の中心で疑念を叫ぶ
浜松大会、3日間のWL日程が終了した。
結果は皆様御存知の通り、3連敗。
私のように特定のチームを応援してしまうと、どうしても贔屓目が出てしまうので、なるべくそうした傾向が出ないように意識してはいるのだが、隠しきれない何かは大目に見て頂きたい(笑)
(このエントリは加藤氏の解説未見で書いています。また、対戦国選手に言及すると知識の薄さが露呈するので敢えて書きませぬ)
この3連戦は、OQTに向けて最後の調整となる貴重な国際戦だったはずだった。
しかし、いまいちスタッフ側の意図が見えず、白星に対する貪欲さもあまり伝わって来なかったというのが正直な感想だ。
今日はひとつめの疑問から。
スタメン固定への疑問
この3連戦、オーダーは主に
石島→山村→山本→松本→福澤→近藤 L:田辺
だった。
(サーブのスタートローテや表裏などはそこまで固定していなかったが)
チームが宇佐美さん、清水さんの復帰ありきで動いているのが明け透けで非常に複雑な気持ちになる。
故障明けの選手がいきなりOQTをピークに持って来られるとは正直どうしても思えない。
(清水さんに至っては未だにきちんと歩行できていない)
正S、正OPと目される選手がこのような状態である今だからこそ、今使える戦力は全て試すべきではないのか。
要約すると、阿部さんと上場さんを何故一日でも良いからスタメン起用しなかったのか。
スタッフの脳内では完全に清水さん宇佐美さんの復帰が確定事項なのだろうか。
近藤さんは昨季のVで素晴らしい成長を遂げられたと思うし、世界を相手取っても見劣りしないようなパフォーマンスができることはこの3日間でよく証明された。
派手さはないながらセンターも使った堅実な組み立て、要所で出るブロック、ミカサ効果もあるかも知れないが高いサーブ効果率など、良いところは沢山挙げられる。
山本さんも力任せではない技ありのスパイクを多く見せてくれたし、S1の際のレフト打ちは正直清水さんより安心して見られた。
サーブミスの少なさや、彼が入ることでOP頼みのバレーにならないというのもプラス効果だろう。
しかし、それが阿部さんと上場さんを控え固定にする理由になるとはどうしても思えない。
せっかく3日間もあったのに。
公式ウォームアップでは、石島さん・福澤さん・山本さん・松本さんはほぼ(3日間通しても9割以上だったはず)近藤さんの列にしか並んでいなかった。
これを考えると、チームスタッフは完全に前述の4名をスタメン固定メンバーと考えており、仮に近藤さんの調子が上がらなかったとしても阿部さんへスイッチすることはほとんど想定されていなかったということになってしまうのだろうか。(以前の国際試合はどうだったか…
加えて阿部さんと上場さんはVでも出場機会が多かったとは言えず、試合勘が不足している。
WCから続く謎の二枚替えで出場機会はあったものの(変な部分だけ黒豹チームに倣うんじゃないと言いたい)、あんなもんで判断できるか、と。
上場さんのパンチ力と阿部さんのディグ力の健在さはわかった。
もっと試合を組み立てていくところが見たかったところだが…OQTでそのようなチャンスは与えられるのだろうか。
次のお題はサイドの予定。早くもOQTメンバーがほぼ確定してしまった4名のWSのおはなし。