アザレア VS 東レ -本章-

で、本編。

アザレア側のスタメンは非常に曖昧なので、突っ込まれると襤褸が出ます。ええ。
試合内容レポって難しいね。

1セット

アザ:林→若月→切山→石川→南→野口 L:竹崎

東レ:梅野→角田→古田→今田→大木→王 L:渡辺


アザレア林のキレのあるサーブでスタート。
序盤、東レは今田のスパイクと古田のブロック、角田のSAで攻めるが、林の豪打と切山のトスアタックで応戦される。
古田のサーブから4連続得点の後は一気に東レが流れを掴む。
南のSAなどでアザレアも連続得点の機会があったが、王の二連続SAと大木・角田の巧打で19-25とし、東レがセットを取る。


・アザレア林さんの豪快な攻撃がとにかく目立つ。しかも、単なる力押しではなくブロックアウトを取るなど対応力もあり。

・切山さんのトスはアタッカーが打ちやすそう。まあ入部一年目の梅野さんと比べるのもアレか。

・史郎さんと王さんのMBサーブで得点量産できると助かる。

・しかし、東レはチームとして真新しい攻撃は特に見受けられず。どっちかというと高さの個人技で押し勝った印象が強い。

・俊さんはラリーで良い動きが何本かあったものの、レセプはそれほど質の良いのが上がっていなかった印象。守備範囲怪しいとこがいくつか…。(二日酔いだからって甘く見ねぇです

・大木さんと角さんは意外に(でもないか)バランス取れた組み合わせだなーと思った。ディグの位置取りよし。パイプがんがん使えるのが魅力。梅野さんとも比較的合ってるし。


2セット

アザ:林→若月→切山→石川→渡邉→中津 L:竹崎

東レ:梅野→鈴木→古田→今田→瀬戸口→王 L:渡辺


東レS1スタートで梅野サーブから。
互いにサーブミスが続き、なかなかまとまった連続得点にならず。
ここで、梅野ツーから王サーブで瀬戸口が連続で決定、東レに流れが来る。
更に鈴木サーブと古田の活躍で5連続得点となり、15-9と東レが6点のリードを奪う。

アザレアは渡邉に替えて南キャプテンを投入。
瀬戸口を林がブロックしてアザレアに流れが傾きかけたところで、瀬戸口に替わって米山がコートへ。
アザレアは石川を内山に替えて守備強化する。
ここからトスを鈴木に集めて引き離しにかかる東レは、梅野と米山のコンビがまだ合わず。
切山のコートの穴を突いた攻撃で食い下がるアザレアだが、最後は今田のライトで18-25となり、東レが2セット目を取った。


・アザレアの対応力が凄いなと改めて。週一しか練習してなくてこのレベルは素直にすごいと思う。サーブの狙い目がしっかりしていて、戦術を感じさせた。容赦無い「米山潰し作戦」は成功していたかと思います。はい。

・低身長MB若月さんの巧打が気に入った。ターン打ち(だと思う)巧い。ブロックへの対応力が目立つ。

・アザレアLの竹崎さんはWSからのコンバート…?188cmのLは新鮮だった。動きも俊敏だったし。

・瀬戸口さんの滞空力をまじまじと見た。パイプの時に空中で少し止まってボールが最高点来てから叩きつけるというか。ブロック3枚来た時の対処は課題かなと思うけど。

・対照的に、米山さんは助走が速すぎてズレたクイックみたいになってたような。まあ次セットから徐々に合わせていくわけだけど。

・鈴木さんの打数は今回少なめ。サーブで仕事。守備型と言われる2人が同時にコートに入っているのは面白かった。動きはやはり鈴木さんに一日の長あり。

・梅さんがファーストタッチを取った時でも安心なのがこの布陣の強み…と言いたいところだが、この辺の約束事が曖昧に見えてなんとなく危なっかしい。ポジション替わってる選手は特に。セカンドセッターはどなたですか。



3セット


アザ:林→若月→切山→石川→南→野口 L:竹崎

東レ:梅野→米山→古田→瀬戸口→大木→王 L:渡辺


サーブはアザレア林からスタート。
東レは瀬戸口や大木にトスを集め、順調にリードを奪って行く。
6-11と5点差を開けられたアザレアは、野口を佐孝に替える。
これが功を奏し、アザレアの3連続ポイント、更に東レS1時に4連続ポイントが続く。
東レは梅野と米山のトスが合わずに苦しい場面が続き、12-14と2点差に詰め寄られたところで古田のピンサとして鈴木を投入し流れを再度引き寄せる。
13-17と4点差まで戻したところで、更に大木に替えて角田がコートに入る。

ここから追い上げたいアザレアは、南に替えて長澤が入り、林を中心に連続得点を奪う。
東レが角田を中心に攻撃を展開し20点に乗せたところで、アザレアは南を戻し、石川を廣島に替える。
終盤は古田がSAを取り、最後はアザレアのスパイクがアウトとなって20-25で試合終了となった。


・アザレア、米山潰し継続中。ブロックは流石に常に3枚対応とまでは行かなかったようだが、サーブで攻める攻める。帳票があったらかなり良いサーブ効果率が出ていたのではと。

廣島さんはあの短い出場機会で合格点を取れたのだろうか。

・南先生の存在感はすごい。会場の一体感。

・勿論地元の米山さんも負けてはいなかった…が、梅さんとのトス合わせにかなり苦労した模様。トス上げる前は入念に話し合いが行われてて、次は上がるなーとこちらにも予想可能なほど(笑)試合中に合わせられるのは流石だが。

・米山さんが入った途端俊さんの口数が目に見えて減ったのが、なんというか、力関係を感じさせた(笑)守備範囲も仕切られていたしね。まあ本格的にリベロ転向したのはここ数カ月の話だし。ここから期待で。

・コートで若手に囲まれてアウェイの米山さんの救世主は角さん。入った瞬間の彼の安堵した顔が印象的だった。さすが主将代理w

・アザレアは荒削りながらも、基礎がしっかりできた良いチームだと思った。チャレンジに上がるまでには様々な条件のクリアが必要だろうが、長期スパンで期待したいところ。良い試合ありがとうございました。

東レは昨年までの主力と若手の融合にかなり時間がかかりそう。今年は全日メンバーは来週から、デキも9月から揃うそうなので例年より早めにチーム作りができるのが幸いではあるが。



こんな感じで、だらだら続いた交流戦レポはここで終了でございます。
お読み頂きましてありがとうございました。

お会いできる方は学会で宜しくお願いします。


仕事人

今週まで越谷さんは三島でコーチをしているそうなので、機会がある方は是非滋賀に行かれる前に会いに行ってみては。
掛川さんの如くサーブで攻めたり、若手に活き活きレシーブ指導したりする彼が見られます。