私選全日本

OP 前田(和) 清水 栗山 出耒田

一人に全てを背負わせるバレーって面白くないよね。
相手にマークされやすいポジションだからこそ、バランスよく使って欲しいところ。


前田はFCをあらゆるポジションとリーダーシップで牽引した今季の戦いが印象的過ぎて、選ばずにはいられなかった。
09年に選出されているので、全日本初体験というわけでもないし。


出耒田、清水はコメント不要かな。
お互いタイプは違うけれど、一点を獲る力は今の日本では頭ひとつ抜けている。
願わくば、出耒田には日本人OPを腐らせないようなチームに進んで欲しい。


ひとりリリーフタイプも欲しいなと思って栗山。
追加登録された11年よりも安定感と勢いが増したと感じた。
ウォレス一人だけでは今季のサントリーは成立しなかっただろう。

WS 石島 越川 米山裕 福澤 高松 八子 千々木 星野

とりあえず、というところで選んだのはこの8名。
石島、越川、米山(裕)、福澤は今季セミファイナルに残ったチームをそれぞれ牽引していた選手でもあり、全日本の経験も積んでいる。
能力や特性がきれいにばらけているので、この4名はバランスが取れているのだろうと。
逆に言うなら、同年代で似たような選手をここから新規召集というのは難しいと感じた。

高松はムードと爆発力を期待して入れてみた。
…が、腕まくり…ではなく、あの声がチームにどう左右するかは未知数である。
新スタートだし、これくらい面白い選手が入った方がスパイスになりそうだなと。

八子は得点力。
安定してチームを引っ張る…というところに二重丸が付けられたかはまあ明言を避けたいが、いろいろなところから打てるのはやはり強い。
今季JTのチャレマ回避の功労者の一人であったことには違いないだろう。WCのリベンジにも注目したい。

石島が対角で支えていたとはいえ、途中で対策されたり伊藤に替えられたりしても腐らずにコートに立ち続けた千々木は、今季大きな経験値を積んだのではないだろうか。
ランキングでもずっと上位に入っていたバックアタックは全日本に必要な攻撃だろう。

守備に秀でた若手も欲しいよね、ということで星野。
高さが無い分前衛でどのくらい起用できるのかは未知数だが、米山の後継もそろそろ育成していかないと後々厳しくなりそうだ。
戦局を判断する能力が高い選手だと思うので、様々なコースやサーブが打ち分けられるのも魅力。

MB 富松 横田 近 椿山 塩田 傳田

これまでの経験と実績も考慮して富松は必要不可欠かなと。
リオを考えると彼が最年長でも問題ないだろう。
白澤は最後まで迷ったが、この年代からの召集は(一応53の年に呼ばれてはいるものの)やはり厳しそうなのでここは若手にシフトしてみた。


堺の高いMB使用率を支えた横田と、最終週に怒涛の追い上げでスパイク賞を獲った近は、ブロックランキングでも上位につけている。
高さはやや不安があるが、この2人はムードも良いので、ここからの全日本を引っ張る壁になって欲しいところ。


塩田は今季ほとんどプレーを見ることができなかったが、クイックとブロックのバランスと巧さを考えると、早いうちに世界の経験値を積んで欲しい選手の一人なので入れてみた。
変化球として、大型でダイナミックなプレーが期待できそうな椿山。
このタイプは少ないので、バリエーションという意味でも欲しい。
…もう少し絞って速度をあげろという思いもあるが。
大学からひとり入れるなら傳田。
ユニバ経験も豊富でプレミア入りの可能性が高い器用な選手であるし、今のうちにシニアの雰囲気も経験して欲しいなと。
逆に伏見は、今年順大でどんな位置付けになるかを見てからの召集でもいいのかなあという気がしている。

S 阿部 今村 深津(英) 前田(一)

まあ、最も苦労したのはこのポジション。
宇佐美の後を継ぐのはやはり阿部しかいないと思うので、彼を再招集。
司令塔に国際経験豊富な人材が全く残っていないというのは辛いだろうと。
10年の雪辱を晴らして欲しいし、それだけの経験も積んできたと思うので、メインセッターは今村を推したい。

リオを見越して…ということならパナソニック内定の深津(英)と、つくば・筑波大を牽引した前田。
これは完全な主観だが、SはOPと同じチームにいる方が無難なのではという思いもあったりする。


L 永野 橘 古賀(太) 井手

現在国内最高の守護神といえば、やはり永野ということになるのだろう。
年齢的にもまだ若いし、リオの頃にはベテランとして更に名リベロになっていそうだ。
その他は思い切って、彼より下の世代から選んでみた。

古賀(太)はユニバ経験もあるし、プレミアでも徐々に出場機会を増やしつつある。
まだ若く国際経験はないが、客を魅せる守備ということで印象深いのが橘だ。
ディグ、レセプション共に丁寧で、広範囲をしっかりカバーしていた。
こちらも大学枠からひとり欲しかったので、リベロといえば名前が挙がる東亜の井手。