データ的なもので振り返る2014①

明けましておめでとうございます。
今年もバレーネタを気ままに更新していきますので、宜しければ御付き合いくださいませ。

さて。明けましたが、1つ前のエントリを書くために没にしたエントリがあるので一応公開します。
備忘録にどうぞ。

2014年にVリーグ初出場を果たした選手

13/14シーズン*1

1/18
出耒田敬 (堺,7) ジェイテクト戦@金岡

2/1
井手智 (東レ,22) サントリー戦@小瀬
吉岡光大 (JT,23) 豊田合成戦@パナアリ
久保山尚 (ジェイテクト,5) パナソニック戦@パナアリ

2/2
前田一誠 (豊田合成,5) パナソニック戦@パナアリ
黒澤雄介 (豊田合成,15) パナソニック戦@パナアリ
竹浪貴志 (FC東京,5) サントリー戦@小瀬

2/15
本間隆太 (ジェイテクト,9) 東レ戦@三島

2/16
細中久里寿 (豊田合成,21) ジェイテクト戦@三島

3/15
星谷健太朗 (サントリー.17) ジェイテクト戦@石川
中島健太 (JT,22) FC東京戦@墨田

3/16
伏見大和 (東レ,3) ジェイテクト戦@石川
佐野翔 (東レ,14) ジェイテクト戦@石川

3/23
池田政之 (パナソニック,11) 東レ戦@三島

14/15シーズン

11/15
吉村康佑 (パナソニック,9) 豊田合成戦@小牧
日高裕次郎 (パナソニック,10) 豊田合成戦@小牧
藤井直伸 (東レ,21) 堺戦@小牧
傳田亮太 (豊田合成,22) パナソニック戦@小牧
川口太一 (豊田合成,20) パナソニック戦@小牧

11/16
久原大輝 (JT,8) ジェイテクト戦@小牧

11/22
橘尚吾 (FC東京,13) JT戦@福山
玉宅健太郎 (FC東京,3) JT戦@福山

11/29
長友優磨 (FC東京,14) ジェイテクト戦@西尾

11/30
ブロックソム・ジョエル・樹 (パナソニック,7) ジェイテクト戦@西尾


2014年に現役を勇退された選手

3/16
橋場正裕 (FC東京,17) パナソニック戦@墨田
前田和樹 (FC東京,28) パナソニック戦@墨田

以下、全て大阪市中央体育館

5/4
田辺修 (東レ,2) サントリー
近藤茂 (東レ,4) サントリー
篠田歩 (東レ,17) サントリー
福田誉 (FC東京,3) パナソニック
阿部篤史 (FC東京,12) パナソニック
加賀龍哉 (FC東京,14) パナソニック
杉山マルコス (豊田合成,18) JT
大矢佳祐 (ジェイテクト,18) 堺戦

5/5
北島武 (堺,4) JT
佐別當賢治 (サントリー,15) パナソニック

5/6
伊東勇樹 (パナソニック,4) JT
山本拓矢 (パナソニック,7) JT
川村慎二 (パナソニック,8) JT
森田亜貴斗 (パナソニック,12) JT
國近公太 (JT,4) パナソニック
神田聖馬 (JT,5) パナソニック
甲斐祐之 (JT,9) パナソニック
石橋健 (JT,18) パナソニック
大上正裕 (JT,21) パナソニック

*1:背番号は当時の番号

2014年も残り5時間だし無理やりまとめてみようぜ的総括

2014年も残すところ5時間、如何お過ごしだろうか。
年末の恒例行事として、私見・2014年10大トピックを書いてみた(敬称略)。
それでは、暇つぶしにどうぞ。


全日本変革、世代交代へ

昨年結果に恵まれなかった全日本が思い切った新体制へ。
2/6、パナで7シーズンに亘って指揮を務めた南部正司が監督に就任することが発表された。
スタッフにはチームマネージャーに小田勝美(元・堺)、コーチに真保綱一郎(現・パナソニック)・秋山央(現・筑波大学)、アナリストに伊藤健士(元・東レ)など各チームで実績がある人材が選ばれたことも大きな話題となった。
これに伴い、滞っていた世代交代が一気に推し進められる形に。
石川祐希、柳田将洋、山内晶大という現役大学生の3人がチャンスを掴んだことは皆様御存知の通り。
他方、高橋慎治が最高年齢で代表初登録となったことも話題を呼んだ。

最初に登録選手を見た時、これまでと比べて幅広い年齢・カテゴリーからの選出となっているという印象を受けた。
また、登録された30名のうちほぼ全員に(怪我等の選手は除いて)何らかの形で国際戦出場の機会が与えられたことは大きなプラス要素だと思う。
とはいえ、戦績はワールドリーグで1勝(19位)、アジア競技大会で準優勝。
ワールドカップを来年に控え、ここから更に結果が求められることは間違いない。

最後に、龍神の名を冠して以来初の写真集が発売され、特装版が完売となったことはその内容に反して高額な価格設定*1も含めて記しておきたい。


国体で長崎県が優勝

10/18〜21、長崎県にて69回目となる国民体育大会が開催された。
長崎県が、豊田合成トレフェルサJTサンダーズといったVプレミアチームを押さえての優勝となった。
開催地で開催地代表チームが優勝したことは2008年以来*2
長崎県Vリーグ登録選手が多く、永野・山添・吉村(パナ)、菅(JT)、松崎(サント)、丸山(つくば)らも出場した。
都市圏から比較的離れた開催地であったものの、多くのファンが足を運び、大会一か月前には近隣の宿が全て埋まるという事態に。
5位・7位決定戦では埼玉県(埼玉アザレア)が広島県(JTサンダーズ)に競り勝つという波乱も起きた。

出身地を同じくする選手がお揃いのユニを着て、所属チームとは違った活躍を見せるという一種のレア感。
プレミア・チャレンジ・大学・高校・地域とカテゴリフリー故の面白さ。
更にサマーリーグの開催が難しくなった男子にとっては、オフシーズン中の公式試合という意味でも貴重な大会となっていることは間違いない。

次の舞台は和歌山だが、来年はファン感謝イベントをバッティングさせることはくれぐれも避けて欲しいと思う。


ブランクなしの選手→監督

パナソニックパンサーズ大分三好ヴァイセアドラー東レアローズ
13/14シーズンまで現役だった選手が14/15シーズンから監督となったチームである*3
3人とも長年チームを支え実力と人気を兼ね備えた選手であっただけに、その采配には注目が集まっている。
直前までコートにいたからこそわかることも、十分な指揮経験がないまま就任したことで足りないものもあるだろう。

ほぼ変わらない顔ぶれに加え若手を積極的に起用する川村監督、大幅に選手起用を変えてきた小川監督、2週間でスタメンの半分を入替えリベロ併用を始めた篠田監督代行。
外国人監督が話題となった昨季だが、今季はブランクなしの選手→監督という新しいパターンに焦点が当たると面白いと思う。

個人的には、直近で対戦する墨田大会のパナソニックvs東レが楽しみであったりもする。


進むリベロ併用

プレミアリーグでは1レグが終了した時点で、5チーム(JTパナソニック、合成以外)が導入しているようだ。
最も一般的なのが、自チームサーブ時/相手チームサーブ時で入れ替え、ディグ/サーブレシーブをそれぞれ得意な選手に任せるというもの。
レアケースとしては、FC東京
スターティングリベロを通常通り後衛時のMBと替え、セカンドリベロを後衛時に他の特定選手(WS)と替えるというもの…だったと思われる。
全く規則性がわからなかったので東京クラスタさんに伺ったのだが*4
豊田合成は昨季と同じ、控えリベロをレシーバー起用し、終盤に後衛のWSと交替する戦術をとっている。

どれが正解とは限らないし、もしかしたらリベロは1人で通し、セカンドリベロはあくまでスターティングリベロが怪我をした時の控えというスタイルがリズムが取りやすいという意見も多いかも知れない。

しかし、セッターとリベロに関してはコートに1名しか立つことができない。
出場選手はどうしても偏ることになるし、それ故に若手の育成が非常に難しいポジションでもある。
控えの戦力充実とモチベーションアップを図るなら、複数の選手に同時に試合経験を積ませた方が可能性が広がるのではないかと思う。
交代に制限がないポジションでもあるし。

この流れに反して、今季からVリーグ公式のA票からセカンドリベロの欄が消えたことに対しては非常に遺憾である。


跳ぶ止める跳ねる…小柄なアタッカーの台頭

今季は小柄な選手が熱い。語弊を招きそうな表現ではあるが。
5年ほど前は(WSに関して)185cmで小柄という表現が使われていたが年々平均身長が下がり、今では180cm前後のWSもそこまで珍しくない。
JTのHGで小澤翔が大活躍し「僕は小さいですが…」とヒーローインタビューを受けていたことは記憶に新しい。
小澤はアタック決定率で4位、ブロック決定本数でも日本人WSでは最高位となる13位にランクインしており、首位を走るJTの貴重な戦力となっている。

他のチームに視点を移すと、ジェイテクトの浅野の活躍も目を引く。
「跳ねる」という表現がこれほど似合う選手もいないのではないかと思うくらい、コートを躍動する姿は非常に魅力的だ。
攻守に亘って縦横無尽にコートを駆ける姿は印象的だった。

出場機会こそ少ないものの、先日はボヨビッチの控えとして起用された東レの大木もこの系列に加えたい。
得点力が必要とされ、しかも他チームの外国人選手と争わなければいけないOPで180cmというのはかなり厳しいことは事実だが、突き抜けるような跳躍で高い壁をかいくぐる技術を持っている選手である。

ある程度の高さを要求される競技であるだけに、小柄な選手の放つ輝きは一際眩しいのかも知れない。


3本/sの壁

プレミアリーグではここ数年アタック決定率ランキングにMBの名前が入ることは稀である。
別にMB全体の質が低下して決定率が下がっているとかいうことではない。
規定となる「セット当たり3本の打数」がクリアできないためだ。
この打数が曲者で、1レグ終了現在でこの規定をクリアしているのは松本慶彦ただ一人。
次点では富松崇彰の2.68本/セットとなり、厳しい現状が伺える。

各チームで全体の総打数に占めるMBの割合を計算してみたところ、堺と東レが20%を越えているのみで、現在首位であるJTに至っては12%という結果となっていた。
それぞれの戦術や方針もあろうが、やはりこの数字は寂しい。
チャレンジや大学ではこのような傾向は薄いそうで、外国人選手へのトス偏重がある程度の原因なのではないかと思うが…。

個人的には、トスに偏りがなく真ん中もバックアタックもふんだんに使ってくるチームの方が見ていて楽しいので少々複雑な心境である。


プレミア、ニコ生全試合放送

大英断だと思う。
今季より、Vプレミアリーグの全試合ニコニコでの放送が発表された。
実況や解説はつかないし、画質もGAORAやBSのそれと比べてはいけないレベルである。
しかし、全試合全会場の試合の様子を映像付きで追いかけることができる。それだけで十分である。
帳票のみの観戦ではどうしても試合の様子を想像することは難しいが、動画があれば現地の雰囲気は伝わるはずだ。

時間や距離・金銭の制約から観たい試合を観られないファンの興味関心を繋ぎ止める効果は十分あるし、新規(今季はハイキューから入った方も結構聞く)の方もネット視聴が可能なニコニコ生放送からならかなり取っ付きやすいと思う。

今後望むのは、各試合の直URLを公式側から紹介して欲しいという点(何しろ放送試合数が多いので検索に手間がかかる)と、ライスコすらないチャレンジにも何らかの手を広げて欲しいという点だ(全試合とは言わないが)。

週末お出かけの際はタイムシフトをお忘れなく。


ポイント制あれこれ

14/15シーズンから新導入された制度。
詳細な内容は公式を御覧頂くとして、その内容にはいろいろ疑問点も多い。
フルセットの勝敗がかなりネックになってくるため、勝敗数と順位が比例しない週もあった。

問題に感じることは以下の2点。
・消化試合
レギュラーラウンドの活性化及びポストシーズンの緊張感の演出を掲げているが、レギュラーラウンドの順位に応じて0〜5点まで付与されるということはむしろファイナル6中盤において消化試合の発生が懸念されるのではないだろうか。
単純にレギュラーラウンド終盤ではなくなっただけという気がしてならない。
トータル試合数が減ったこと、3日連続試合という過酷な日程がなくなったことは選手の負担軽減になるとは思うが。
ちなみに、ファン目線から見るとギリギリまでファイナル6のどの日に贔屓チームの試合があるかわからないというのはなかなかに負担であったりする。(順位によって日程が決定するため)

・チャレンジマッチまでの間隔
プレミアリーグのレギュラーラウンド終了日が2/22、チャレンジリーグのそれが3/15。チャレンジマッチは3/28〜29に予定されている。
前者は5週空くのに対し、後者は2週のブランクとなるわけだ。
この3週間の差をどう見るか。
対策をじっくり練ることができるためプレミアが有利なのか、はたまた試合勘や緊張感が薄れないまま挑めるチャレンジが有利なのか。
結局のところ、チャレンジが3試合×2会場を安定させてプレミアとある程度時期を合わせることができれば各所の負担が減るような気がする。
チャレンジは参加チームが偶数となったメリットがあまり感じられないのが残念だと感じた。

いずれにしろ最後まで通してみないと何とも言えない部分だと思うので、シーズン終了後にまたどこかで所感を綴ってみたいところ。


天皇杯の衝撃

ここに関しては非常にデリケートなトピックなので、詳細は書かない。
全てが元通りになるまでにはまだまだ時間を要するほど大きな事件だったと思うので、ここで軽々しく語ることができない…というのが本音だ。

前代未聞の出来事である、全日本登録・Vリーグ所属現役選手の逮捕。
それも天皇杯という大きな大会期間中の不祥事である。
12/12に流れたこの衝撃的なニュースは各所を震撼させた。

目の前の試合がなくなるという空虚感、今後のチームとしての活動が全く予想できない不安と絶望、ここまで普通に試合に出て先週までユニを着ていた選手への失望、他のチームメイトの心配…ありとあらゆる負の感情が駆け巡った。

V機構からの制裁は譴責という比較的軽いもので済み、逮捕された選手自体も不起訴という報せが流れている。
チームは新体制となり、HGとなる三島で新しいスタートを切った。
再発を防ぐためにやるべきこと、各方面へのケア、逮捕された選手の今後に対する責任など、「当たり前に練習して当たり前に試合できる」日常が一度崩れ去った代償は余りにも大きく、今年の宿題はどっさり山積みだ。

まずは心機一転、宮崎で彼らの新しい一歩をしっかり見届けたいと思う。


Vリーグ栄誉賞、84の二人が更新

2013/14シーズンにおいて、Vリーグ日本記録賞が更新された。
それも、総得点部門(8シーズンぶり)、サーブ部門(11シーズンぶり)の同時更新(いずれも前記録保持者は山本隆弘)という偉業。
御存知の通り越川優のことだ。
彼はサントリーからJTに移籍して、10年ぶりにチームをファイナルの舞台に連れて行った。
移籍には賛否両論あったようだが、あくまで自分が必要とされる環境でできる限り最高の結果を出すというこの姿勢は正に「プロ契約のバレーボール選手」の生き様を体現しているようだった。

また、今年は表彰はされていないが、「個人記録で傑出した選手」の回数を更新したもう一人の選手の存在も触れたいと思う。
個人賞の受賞回数、11回。新人賞1回*5、ベスト6で6回、ブロック賞で5回という内訳となる。
もうお分かりだろう、富松崇彰である。
この11回という数字は荻野正二が06/07シーズンに更新して以来、7年ぶりの該当選手となっている。
現在まだ30歳という彼の年齢を考えると、こちらも十分凄い記録であることが伝わってくる。

奇しくも同い年で、かつての春高では対戦経験もある2人。
今季もそれぞれの部門で上位に食い込んでいる辺り、来年もコートでしっかり存在感を示してくれることだろう。




以上、2014年を自分なりの視点で振り返ってみた。
皆様はどんな1年だっただろうか。
来年もまたTwitterで、ブログで、そして現地で、沢山の方とバレーを愉しみたいと思う。
それでは、良いお年を。

*1:希望選手の数頁フルカラー小冊子が付くことで+\3000

*2:大分県開催、大分三好ヴァイセアドラーが優勝

*3:東レは12/20より監督代行という形

*4:山本洋平の起用法について随時御指摘募集中

*5:個人賞にはカウントされない

開幕直前なのでスタメンを予想してみた。その3

ふと見ると、開幕日まで1時間を切っていた。
たっぷりの高揚感。不安と期待。少しの寂寥感。
様々な感情がないまぜになった状態でPCに向かっている。


東レアローズ


中の人の贔屓チームである東レについては、正直スタメンの予想がある程度ついているし、それについての言及も地方版スポーツ新聞でされているので、絶対にあり得ないが一度見てみたいオーダーを書く。


王→大木→李→梅野→米山→富松 L:渡辺


身長差的に全く現実味のないツーセッターである。
ツーセッターの癖に渡辺がLである。
イエローカード上等で、劣勢でも比較的声を張れそうな選手で組んだらこうなったのだから仕方がない。


実際、今季のこのチームに対して最大の懸念事項は声を出す選手が少ないこと、だったりする。
あくまで私見ではあるが、アップゾーンにも声を率先して出すムードメーカーたる選手が少ない。
良い意味でバカになれるキャラクターが不足しているように思う。

先日の練習試合では選手より篠田コーチの声が体育館に響き渡っている現実もあり、複雑な気持ちを抱いた。


中核選手が4人抜けたことで半ば強制的に若返っている今季は、昨季より余程難しいシーズンになるだろう。
コートの中と外、最年長と最年少。
全員が同じところを見据えてくれることを願うばかりだ。


18名の選手、スタッフ、そして観戦される皆様。
これから半年間、一緒に愉しみましょう。

開幕直前なのでスタメンを予想してみた。その2

続きいくよ。

堺ブレイザーズ

佐川→千々木→松本→ペピチ→石島→出耒田 L:井上


WSはこれ以外の選択肢がよくわからないが苦しい台所事情なことは間違いないので、木村がコートに立つ日は意外と遠くない気がしている。(伊藤の回復具合も気がかり
横田は復帰の報せを聞いたが、開幕からがんがん行ける状態なのだろうか。
松本をバックアップに回すことができれば楽になると思う。
サーブが魅力の内藤を取るか高さで秀でる出耒田を取るか…は全日補正もあるので後者を予想。
堺に限ったことでもないが、石島の代わりになる選手がぱっと思いつく範囲では不在なわけで、この後どうやって若手を育成していくのか気になっている。



JTサンダーズ

井上→小澤→安永→レアンドロ→越川→中島 L:酒井


スタメンは昨年から大きく変わる気がしない。
越川の対角に誰を起用するかが一番の悩みどころだった。
小澤、塚崎、吉岡、安井といったメンバーが候補だが、守備固めとして活躍した國近の穴を誰が埋めることになるのか。
勿論、注目選手として必ず名前が挙がってくる八子の回復具合によってはスタメン起用も十分あり得ると思う(そろそろ怪我しないシーズンを見たい)。
ほぼ同世代のSが3人いるので、新監督がどう回していくかも注目したい。


パナソニックパンサーズ

深津→チアーゴ→日高→福澤→清水→白澤 L:永野


大方お馴染みのメンバーで固めてくると思っているのだが、全ては新監督の采配次第。
MBは移籍選手だが日高を起用する可能性は結構高いのではないかと予想する。
年齢的には中堅だし、恐らくは即戦力狙いのはずなので。
福澤は怪我の調子次第ということになるはずだが、様子見で渡辺スタメンもありだと思う。
アジアカップで主将を務めたジョエルの位置付けも気になるところ。
チーム最年長となる谷村は、1人しかいないリベロの控えか、それともレシーバー起用するためにWS起用か…まずはユニの色をチェックすることになりそうだ。

開幕直前なのでスタメンを予想してみた。その1

いよいよ開幕、ということで。
中の人は推しチーム以外をほとんど見ていないので、他がどんなことになっているのかさっぱりわかりません。
一応当てにいっているので、願望のスタメンというわけではないです。念のため。


ジェイテクトSTINGS

久保山→高橋(和)→袴谷→エルナンデス→角田→金丸 L:興梠


司令塔は迷ったが、昨季の使われ方と来季以降を考えたら久保山で来ると予想する。
バックアップにはキャリア豊富な二人が控えているので安心だろう。
角田和人対角にはいろいろな意見があると思うが…
高さや経験を補う意味で獲得した選手だけあって、角田を主力として使うことは贔屓目を差し引いてもほぼ間違いないだろうと読んでいる。
ここで松原や浅野達がスタメン争いに絡んでくると面白いのだが、レセプションの兼ね合いも気になるところ。
エルナンデスの力を昨年天皇杯以上に引き出すことができれば、上位に食い込んでくる可能性は十分ある。



FC東京

高橋→手塚→衛藤→ミル→山本(将)→鈴木 L:橘(裕)


プレミアチーム中最多の28人という登録選手数を誇るこのチーム*1
新戦力を全くもって把握できていないのが正直なところである。
昨季までの主力選手がユニフォームを脱いで、横棒は手塚へ。
実は最もチームカラーが変わっているのが東京だと思う。
突然玉宅がスタメンになっていても、盛重や西尾が酷使されていても、最早本来のポジションがわからない巴がミドルででてきても、弟と兄が入れ替わっていても驚いてはいけない。
代表に招集されていた衛藤と鈴木は怪我がなければ堅いのではないだろうか。
個人的には、やっとLではなくなった高志保やついにSの文字が消えた竹浪にも注目している。



サントリーサンバーズ

橋本→松崎→星谷→エバンドロ→栗山→山村 L:高橋


内定選手を含めると司令塔が5人もいるのでまあ当たる気はしない。
昨季終盤の厳しい結果*2があるので、今季は期待したいという思いも込めて橋本を選んでみた。
国体で大活躍だったらしい松崎とWS転向した栗山なら、攻撃力も安心なはず。
最も悩んだのはMBだが、ここは外国人監督らしく長身が好まれそうだ(偏見)
内定に柳田と山本というネームバリューのある二人を獲得しているので、2月辺りから積極的に試合に出してくる可能性もあると思っている。発表も早かったことだし。
ところで、企業チームに属してからLにコンバートした選手がなかなかスタメンを取れないので、鶴田に頑張って欲しい。



豊田合成トレフェルサ


内山→黒澤→近→イゴール→白岩→山近 L:古賀(幸)


腕捲りと声が魅力の彼の現状が気になっている。長引く怪我でないとよいが。
黒澤は昨季やたら「22-24、こっちがサーブ外したら終了」というシチュエーションで起用されていた記憶がある。
MBは6人いて激戦区だが、序盤は昨季出番が多かった山近と近で手堅くいくのではと思う。傳田の使いどころが気になるが…。
昨季は正Lが兄、レシーバーで弟が並んで相手を混乱させていたが、川口が本格的にポジション争いに参加しそうなのでこの辺りの戦術にも変化が出そうだ。
他方、イゴールJTとは違う一面を見せてくれていると噂で聞いている。非常に興味深い。

*1:25番の王徳洋は国籍か何かの関係で登録されていない

*2:怪我で4試合残してSが橋本1人になり、残り試合では勝ち星が得られなかった

夏の大学受入合宿状況まとめ(8/16更新)

受入合宿といえば夏休みである。
しかし今年は予定自体が非公開のチームも多く、例年よりは全体像が見えにくくなっているように感じる。

秋リーグの開幕が早いことも影響しているのかも知れないが、順大は相変わらず過密スケジュールのようで…。

()内は春リーグの最終順位、大学名の50音順に記載してあります。

京都産業大学(関西1部6位)

8/15@FC東京


近畿大学(関西1部優勝)

8/6-8@大分三好
8/17-20@JT

慶應義塾大学(関東1部8位)

8/13,14@サントリー
8/29@FC東京
8/30@富士通

国際武道大学(関東2部4位)

8/20-22@東レ

国士舘大学(関東2部2位((秋から1部昇格)))

8/11,12@堺


順天堂大学(関東1部5位)

8/5-9@JT
8/10,11@サントリー
8/12,13@豊田合成
8/16-18@堺
8/25-27@ジェイテクト
8/28-30@東レ

専修大学(関東1部7位)

8/20-23@JT
8/24,25@サントリー
8/26-28@豊田合成
8/29,30@ジェイテクト

仙台大学(東北1部優勝)

8/22,23@FC

大東文化大学(関東2部3位)

8/9@富士通

中央大学(関東1部優勝)

8/9-12@JT
8/14,15@パナソニック
8/16-18@サントリー
8/19@ジェイテクト
8/20,21@豊田合成

中央学院大学(関東2部7位)

8/2@富士通
8/9@東レ

中京大学(東海1部3位)

8/29,30@ジェイテクト

筑波大学(関東1部12位)

8/20,21@堺
8/22-24@パナソニック
8/25-27@東レ

東海大学(関東1部準優勝)

8/13-18@JT
8/18-21@パナソニック
8/22,23@サントリー

東京学芸大学(関東1部10位)

8/14-16@東レ
8/16-18@豊田合成
8/22,23@ジェイテクト

日本体育大学(関東1部3位)

8/26-28@JT
8/28,29@サントリー
8/30,31@豊田合成

法政大学(関東1部9位)

8/19@FC

明治大学(関東1部4位)

8/14@堺

立命館大学(関西1部4位)

8/25,26@堺

早稲田大学(関東1部6位)

8/18,19@東レ
8/20,21@ジェイテクト
8/22,23@堺
8/26@サントリー
8/27,28@パナソニック

勉強を教えてもらいたい選手決定戦(プレミア男子)

久々に、思いきりアホなエントリーに走ってみる。

私のもう一つの趣味が所謂ヲタク系なのだけれど、そのコンテンツでよく行われるファン参加型イベントのひとつにこんなものがある。
季節やイベントごとに「○○ガール決定戦」というものを行い、メンバー間で誰がそれぞれのシチュエーションに相応しいかを投票によって決する、というのがだいたいの内容だ。

細かい説明は抜きにして、いろいろなシチュエーションに一番相応しそうなVリーガーを各チームから選んでみるという形式は楽しそうだなーと思いまして。
よし、細かい説明は不要。いってみよう。


初回のテーマは…

勉強を教えてもらいたい選手決定戦


スタディプレーヤー決定戦、とでも称すればいいのだろうか。…あかんださい。
この時期は試験真っ最中な大学生も沢山いることだし、世の学生も夏休みに突入して宿題達と戦い始めている時期だし…。
(注:筆者は試験後でややナチュラルハイになっています)



福澤達哉(パナソニックパンサーズ)

リーグどころかバレー界で頭が良い人の象徴になっている彼。
選出には正直1秒もかかっていない。
「中学の時にオール5を取った」「ゲーリーの英語を通訳なしで理解していた」など優等生エピソードには枚挙に暇がない。
文理どちらもいけそうではあるが、とりあえずあのはんなり京都弁で古文とか教えてもらいたい。



酒井大祐(JTサンダーズ)

各種ボランティア活動に積極的で、コミュニケーション能力の高さは彼のブログから伝わる通り。
ベテランの域に入ってきた彼にはその人間性を活かして社会の先生はどうだろうか。
政経倫理地理と幅広くいけると思う。
JTには定期的に開催されるトークイベントがあるので、長時間講義も期待できる。



出耒田敬(堺ブレイザーズ)

とにかく真面目という言葉がよく似合う選手。
自分のプレーやムードは勿論のこと、ファンイベントの余興にまで完璧を求める向上心は素晴らしいの一言。
強い探求心・向上心を活かせる数学教師が向いていそうな気がする。
美しく解ける解法を見つけたら嬉しそうに教えてくれそうだ。



李博(東レアローズ)

幼少時の将来の夢が医者というからには、理系…物理か生物あたりを丁寧に御教授願いたい。
兼任で書道もお願いしたいくらいに字も巧いので、理系の先生にありがちな数字や英語の判別が付きにくいという心配もない。
白衣と眼鏡が非常に似合いそうだ。



白岩直也(豊田合成トレフェルサ)

現主将である古賀(幸)さんと競ったが、年齢に反して落ち着きのある雰囲気勝ちということで。
世界史や日本史的な歴史系の教科がハマるのではないだろうかと予想している。
結構マイペースそうなので、どちらかというと高校よりは大学向きかも。
生徒からの「キャーシライワセンセー」に期待したい。



松崎廣光(サントリーサンバーズ)

画力が高いことで有名な彼には勿論美術教師をお任せしたい。
歌えたりトークできたり本業以外にもかなりの芸達者エピソードを持つので、文化祭では引っ張りだこになること間違いなし。
生徒からの人気は非常に高そう。



山岡祐也(FC東京)

移籍選手が多く若手選手も増えてきたチームにおいて、きっとパイプ役になっていることだろう…という想像から進路指導を推したい。
担当科目は体育。体育教師はわかりやすい熱血系よりも、陰から周りの面倒を見ることができる司令塔が向いているのではないかと勝手に思っている。
サーブやディグを見る限り身体能力も高そうだし。



角田辰徳(ジェイテクトSTINGS)

掃除や料理など家庭的スキルに富む彼には、家庭科及び技術の先生が似合うはず。
バレー教室で多くの子供達に囲まれるなど対人スキルも高いので、良いクラスを作ってくれそうだ。
冗談抜きで、こんなにエプロンが違和感なく似合いそうな選手は稀有だと思う。





貴方なら誰に何を教えてもらいたいだろうか。